FX専業の主張

当初は、FX専業がいつも思っている主張だけをお送りする予定のページでしたが、最近は雑記帳のようになっております(笑)。

ハワイに住みたい情熱

先日、仕事上である女性とお会いしました。まだ随分とお若く20代後半まで行ってない感じの方でして、仕事の話しが終わった後で折角なので少しお話しさせて頂きました。何が折角なのかと言う無粋なツッコミはご遠慮下さい(笑)。

 

話しの内容は「普通の最近の出来事」とか「どんな事に興味あるのか」とか、そう言った他愛も無い内容でして、この先の人生って言うような感じになった時にその方

来年、ハワイに行こうと思ってるんですよ。

そう仰っいました。

ハワイに行こうと思ってると言うので「ああ、ハワイいいところですよね。何泊くらいされるご予定ですか?」と、旅行に行くのかと思って聞いてみましたら違いました。

いえ、旅行じゃ無くて、ハワイでネイルサロンでもしようかと思ってるんです。

今のハワイ観光業の現状とか、ハワイでネイルサロンとか、そう言うのは全然分からないので「凄いですね。随分とお金掛かるんじゃ無いですか?ビザも大変だし。もっとも、現地スタッフ何人か雇えば失業率高い地域だからビザ出やすのかな?」とか適当な事を言ってみましたら、なんと……

いえ、とりあえず私1人でハワイに行って、コンドミニアムの1室でやろうと思ってるんですよ。

と、楽しそうに微笑みながら話してくれました。 

えっと……、ビザは?(汗)。"あれ?もしかして永住権持ってたり、実はアメリカ生まれで米国籍持ってたりするのかな?" とかも思ったのですが、初めて会った方にそこまで聞くのは失礼なので、その日はそこでお開きになりました。

 

後日またお会いする機会がございまして、今度は午後遅い時間からだったのでお食事でもと言う事になりまして「私、いいお店知ってるんですよ、この前初めて行ったんですがとっても良かったんです」と、お連れ頂いたのが割りと私が良く行くお店でして「あら?今日はお若い方と、お珍しい」とか女将さんに言われちゃって苦笑いみたいな(汗)。そんな事はどうでもいいのですが、とにかく再度お会いしてお話しする事になりました。

やっぱり話題は前回お会いした時にもお聞きしました「ハワイでネイルサロン」と言う事になりまして、前回の私の反応が良かったのでしょうか、なんと事業計画まで見せてくれました。プリントまでしてあったと言うことは、見せようと思ってわざわざ準備してきたのでしょう。 

その事業計画によりますと、

・ワイキキのコンドミニアムを借りて住居兼店舗にする

・日本人相手でインターネットやフリーペーパーで宣伝

・資金は200万円

・軌道に乗ってきたら日本人留学生の女の子をアルバイトで採用

えっと……。これ見た瞬間に、頭クラクラして来ました(汗)。 

 

とりあえず突っ込みどころ満載なのはひとまず置いておいて、前回疑問に思ったビザの事を確認しました。永住権(グリーンカード)があるか、アメリカ国籍があるか、又は可能性としては非常に低いですが実は既婚者で、旦那さんがアメリカの駐在員としてE又はLビザを持っていて就労可能な配偶者ビザが取れるかもしれないと言う事も考慮して質問しましたところ、

・本人は日本生まれ日本育ちの純正日本人

・両親も日本人で祖父母もみ~んな日本人 

・結婚もしてない(彼氏もいないってのは余計な情報)

すなわち、アメリカで自営業が出来る滞在資格は持って無い(現時点では持てない)と言うことです。 

 

夢は夢として、事実は事実そして現実は現実なのでご説明しました。

・アメリカで働くには、アメリカ国籍又は永住権が無い者の場合には、必ずビザが必要だと言うこと。

・日本人がビザ無しでアメリカに入国できるのは観光か商用だけであって、商用の中にはアメリカで働いてお金を得る行為は入っていないと言うこと。

・通常、就労ビザを取る際には、勤務予定のアメリカの会社がスポンサーになって申請するんだけど、自分で事業を始めるには自分で立ち上げる会社が自分自身のスポンサーになるから、非常に難しい申請になると言うこと。

・ビザは申請したら必ず取れるわけではなく、しかもビザを申請する段階ではビジネスは稼働している必要があるので、自分1人で働きながら経営するネイルサロンのような形態では「卵(ビジネス)が先か鶏(ビザ)が先か」と言う問題になり、申請自体が困難であること。

この話しを聞きながら彼女、みるみる落ち込んでくのが分かるのですが、仕方ありません。追い打ちをかけるようで可哀想なのですが、事業計画についても一気にダメ出ししちゃいました。

・ワイキキのコンドミニアムは、自室を店舗や事務所にすることに非常に管理組合がうるさいハズなので、特に賃貸だと難しいと思うと言うこと。

・宣伝方法が、インターネットやフリーペーパーなどだけだと、ビジネスモデルとして難しいと思うと言うこと。

・資金が200万円しか無いと、どんな小資本で可能なビジネスでも、たちまちに立ち行かなくなる可能性が非常に高いこと。

・留学生は基本的にアルバイト出来ないと言うこと。(日本は留学生のアルバイトに非常に寛容な国でして、通常は留学生がアルバイトすることを認めてくれる国の方が少ないです)

 

結局、彼女にとってネイルサロンを営業することすらハワイに住むと言う目的を叶える手段なんです。もちろん、それが悪いワケではありません。ただ、資本そしてネイルサロンを経営する能力なんかが伴っていなければ、仮に日本国内で商売を始めたとしても上手く行くとは考えられず、しかも、それが外国でとなるとハードルが一気に上ると言う事を理解していなかったと言う事です。

 

彼女の場合、仮に資本が十分にあったとして、アメリカ人を何人も採用してハワイに資本投下してネイルサロンを開業したとしても、条約投資ビザE-2が出るかは微妙なところです。彼女自身がネイルサロンの経営どころか経営と言う経験が全くなく、しかも、ネイルに関しても何か資格を持っているワケではありません。

また、ハワイ州に関して全く調べていないので分かりませんが、体に何か施す事から、州によってはネイリストに資格を設けているところもありまして、そこら辺の規制も引っ掛かってくる可能性があります。

 

日本人て、ビザ免除で非常に多くの国に入国する事が可能ですので、ビザと言う物に関して軽く考え、もしくは何も考えていない方が非常に多いです。外国人が日本に入国して働いたりする際にビザが必要と言う知識は、ほとんどの成人している日本人の方でしたらなんとなく分かっているとは思うのですが、それを自分に置き換えて「外国で働くには」と言う発想には、なかなかならないようです。

また、起業と言う事にかんしても、日本はまだまだ多くの方が選択されてないように、やはり一般的には「起業するにはどうしたらいいのか」 その段階から、全く知識が薄い状態なんだと思います。理由は簡単、自分の周りに起業した人が少ない事と、学校で習わないから。リスクも含めて最低限の知識として、高校生くらいで教えてもいいとは思うのですが。

 

件の彼女、その日は落ち込んだままお別れしまして残念でした(笑)、その後しばらく連絡が無かったので、そんな事があったのも忘れておりました。

4月も後半、18日が月曜日からの週に風邪をひき、ようやく落ち着いたのが24日の日曜日でした。ちょうど、病み上がりだし日曜日でダラっとしている最中にその彼女からメールが来まして

・先日私がお話しした事を家に帰ってからインターネットで調べたところ、全部本当であった。

・凄く甘い考えで起業したり、海外で働こうと考えていた。

私が話した事が無駄にならなかったようで、とても嬉しいです。その上で

やっぱりハワイに住む夢を諦めたく無いので
どうにか夢を叶えられるようにがんばりたい

と、そう書いてありました。

 

無理な事をどうにかしたいと言うのでは無く、なんとか自分の出来る範囲で努力して、夢を叶えたいと言う目標を掲げた彼女。今までいろんな人を見てきましたが、こう言う人は強いです。最後には必ず自分の力で夢を掴み取るでしょう。

 

「相談を受けたり」「アイディアを提示してあげたり」私にはその程度しか出来ませんが、前向きな人を応援するのはやぶさかではありません。いや、そんな難しい言い方をしなくても、前向きに頑張る若い人を応援するのは大好きです。

 

今後は少しだけ、彼女の背中を押してあげられたらいいかなって思ってます。

 


 

実は、アメリカのE-1(条約貿易ビザ)が、ほぼ確実にそして彼女の用意出来る資本のもうちょっと多いくらい、25,000ドルくらいで取れるであろうスキームがあるんですよね。以前思いついて、先日私の持っている会社でE-2ビザを申請した際に、申請をお願いした移民法弁護士にちょこっと聞いてみたんです。そしたら「いやあ、いけるねえ。ビジネスとしてもいけるし、ビザ申請って言う意味で言っても十分だねえ」と言うお言葉を頂いてます。彼女の本気がどこまでか分からないのと、私の考えているビジネスを彼女がやりたいと思うかどうかが分からないので現時点では話してませんが、もしハワイに住みたいと言う情熱が本物で、ビジネス内容は厭わないと言うのであれば、そのうち少し話してあげようかとは思っております。

ちょっと、主張とは違う内容になってしまいましたが、流れが遅いこちらで書き留めておきたいと思います。